平飼いの卵 つまんでご卵

つまんでご卵とは

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誕生のいきさつ

緑の農園の「つまんでご卵」は、このように黄身がつまめます。つまんでご卵
手品ではないので誰でもつまめます。
決して奇跡などではありません。
地面の上で飼育した幸せな鶏の産んだ卵はつまめるのです。

「つまんでご卵」は
1. おいしい
2. 安全
といった特長を持った優れものです。

 大変な人気者のせいで、いつも品不足気味でご迷惑をおかけしております。鶏舎を新しく建てる、福岡以外の土地で生産をするなど、色々方法はあるのでしょうが、どの方法が一番良いのか考え中です。 品不足解消まで、もう少しの辛抱ですから。

 私どもが農場を興してから2年目ぐらいだったでしょうか、地元のテレビ局が取材に来てくれていました。九州一円をフォローする『探検九州』という人気番組です。
当時はデモンストレーションとして、黄身を割り箸でつまんでいました。若い鶏の産んだ活力があって新鮮な卵であれば、接触面積の大きい箸でつまむことは、さほど難しくはないからです。
その日も、女房が箸でつまんでいました。そして皿の上にそっと戻した黄身を見て、私の右脳にひらめくものがありました。
「なんてりっぱな黄身だろう。これは、もしかすると指でもつまめるかもしれない」。
私は、手先の器用な女房に言いました。
「おい。こいつをちょっと、そおっとつまみ上げてみな」 私が思いついて女房が実行する、典型的な我が家のパターンです。
「えー」とか言いながら、妻はおそるおそる黄身に指を触れ、つまみあげに上げにかかりました。
そのときの彼女の成功への確信は、たぶん『0』だったでしょう。
「わっ」「わあー」というような歓声とともに、黄身は震えながら持ち上がりました。 世界で始めて(おそらく)、黄身が指で持ち上げられた瞬間です(ギネスブックに載らないだろうか)。

この番組の放映後の反響には、凄まじいものがありました。文字通り、3日3晩電話が鳴りっぱなしだったのです。
「これはいける」 私は思いました。
「この卵にふさわしいネーミングを考えなければならない」 とも思いました。
だが、名は体を表さねばなりません。一目見てこの卵とわかる名前はないものか。15秒で思いつきました。「つまんでご卵」だ。
と。

指でつまみあげるデモンストレーションと、きわめて明確なネーミング。この組み合わせが、「つまんでご卵」を人気商品に仕立てあげてくれたようです。その日から現在まで、卵の不足する状態が慢性的に続いています。したがって、宅急便などでご注文いただいたお客様には、2~3週間待っていただくことも、よくあります。 なんともはや、申し訳のないことです。

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